子育ての悩みは何ですか?

100人のお母さんに聞いた調査では堂々の第1位はお金の悩みでした。
(『子供に対してイライラする』についても今後取り扱ってみましょう。)
子供のお金と言えば、もちろん教育費です。
そして最初の教育費と言えば、保育料です。
お金のプロか保育士でなければ、保育料の相場は分かりません。
そこで今回は以下の条件で保育料を調べてみました。
共働き正社員の推移は年々上がっているので、それをベースとして調べました。
- 両親共働き正社員
- 土日休み
- 世帯年収1000万(父:600万、母:400万)
- 子供1人(10か月)
上記の3人家族の保育料は一体いくらでしょうか?
・そろそろ保育園に入れたい
・保育料の相場が分からない
幼稚園と保育園の違い
そもそも幼稚園と保育園の違いは何でしょうか?

幼稚園と保育園で省庁が違う。
ぶっちゃけ私もこの記事を書くまで、それくらいの認識しかありませんでした。
しかし、その認識こそが幼稚園と保育園の違いを分ける大きな要因でもあります。
幼稚園:文科省
保育園:厚生労働省

ものすごくザックリ言うと、幼稚園は教育、保育園は保育が目的です。
目的に違いがあるからサービス・メリット・デメリットも当然異なります。
幼稚園に向いている家庭
- 専業主婦
- 教育熱心な家庭
- 父親の十分な収入
- 子供との時間を多く取りたい
保育園に向いている家庭
- 共働き
- 早い時期から社会性を学ばせたい
- あまり人見知りしない子供
- 教育費を家族行事に回したい
今回は両親共働きの設定なので、保育園を前提として話を進めます。
認可と認可外の違い
続いては認可と認可外の違いです。
これに関しては恥ずかしながら、違いがあったことすら知りませんでした…
認可と認可外の違いは以下の通りです。

これもザックリ言うと、認可は国が認めた保育園、認可外は施設独自の保育園です。
そしてメリットデメリットの違いは以下の通りです。
認可に向いている家庭
- 安心して子供を預けたい
- 両親共カレンダー通りの勤務形態
- 在宅や時短勤務可能
認可外に向いてる家庭
- 地元で評判の保育園がある
- 両親共シフト制の勤務形態
- 在宅ができず残業も多い
今回は土日休みの設定なので、認可保育園を前提として話を進めます。
保育料
幼稚園と保育園、認可認可外の違いを理解して、ついに保育料に切り込みます。
皆さんは『幼児教育・保育の無償化』という単語を聞いたことがあるでしょうか?

一部条件を満たした子供であれば保育料が無料になります!
上記の表から認可保育に通わせる3歳~5歳の子供が対象です。
つまり今回の条件に当てはまる多くの家庭が無償化対象です。
ちなみに住民税非課税の条件は世帯年収が35万以下の世帯です。
では0歳~2歳の保育料はいくらでしょうか?
厳密に保育料は世帯年収ではなく、世帯所得割額で決まります。
世帯年収が1000万円(父:600万、母:400万)の場合、世帯所得割額は約32万円です。
(複雑な条件を省いた概算値です)
そこから各区で設けられる階層から32万円の世帯所得割額であれば、保育料は約8万円です。

注意して欲しいのは、世帯所得割額の階層は区によって異なります。
私の区で世帯所得割額32万円なら、保育料は54,400円でした。
ちなみに各エリアの認可保育園の平均保育料は以下の通りです。
しかしこれは様々な世帯年収とエリアの平均です。
あくまでも参考として、自分の世帯年収と区の基準を確認する必要があります。

まとめ
いかがだったでしょうか?
世帯年収1000万円なら世帯月収は約50万円でしょうか。
そのうち保育料が約8万円。
家賃・食費・生活費を考えれば、あまり余裕のある数字ではありません。
年収1000万あれば豪遊できる訳ではないのが数字を見れば明らかですね。
また所得割額を通して保育料が決定するため、保育料減額の裏ワザも基本的にありません。
- 両親共働き正社員
- 土日休み
- 世帯年収1000万(父:600万、母:400万)
- 子供1人(10か月)
改めてですが今回は上記を想定して保育料を出しました。
当然ですが家庭の形態によって保育料も変化します。
国や施設が決定した保育料に従うほかないですが、家庭のマネーフローを追うのも親の務めだと私は思います。
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