人生の目的が分からない
やりたいことが見つからない
こういった悩みは若者だけと思いきや、10代から40代までの割合はほぼ同じです。
この手の問題の厄介な所は明確な解答が無いことです。
こういう時は〇〇すれば正解だよ
△△に書いてあった
これをすれば良いんだって
誰しもこのような超具体的な意見を望んでいますが、人生の本質ほど具体的な解決は難しいでしょう。
しかし、それは違ったのです!
約1900年前のローマ帝国皇帝、マルクス・アウレリウスがその解を導きました。
正直『誰?』と思うでしょう。
私も最初、というか今でもそう思ってます。
まあ、大昔の哲学者が『やりたいことが分からない時はこう考えろ』という教えです。
現代でも4割の人が悩んでるやりたい事の見つけ方を、昔の哲学者はどう説いたのか。
早速見ていきましょう!
・就活、転職中
・人生の目的を見つけたい
人生の目的はどこにあるのか
大学4年になったけど、特技もやり事も無い。
趣味でサークルは続けたけど、みんな内定貰ってる。
ESもどの業界に絞れば良いか分からない…
とりあえず就職はできたけど、それほど好きな業界でもない。
食っていけるだけの給料をもらうために働いてるだけ。
20代で転職しておきたいけど、やりたいことが分からない…
こういう人、結構多いんじゃないですか?
とりあえず大学には入れた。
とりあえず就職はできた。
とりあえず金は稼げた。
でもやりたいことが分からない。
やりたいこと=人生の目的と言って良いでしょう。
それが分からない。
そこで1つ質問です。
死ぬのは嫌ですか?
馬鹿げた質問かもしれませんが、真面目な質問です。
多くの人は嫌でしょう。
では、なぜ嫌なのか。
それは死ぬまでにやりたい事があり、それこそが自分のやりたい事です。
自分のやりたいことは、死ぬのが嫌な理由にあります。
人生には雑音が多い
死んだら動物園に行けなくなる。だから死にたくない。
死んだらサバの塩焼きが食べれなくなる。だから死にたくない。
だから死ぬのは嫌だと、あなたは思うでしょうか?
死という定規で測ると人生における物事の重要性が分かります。
酒が飲めないなら死んでもい。と思えるくらい酒を愛していますか?
そうでないなら酒は辞めてしまえばいい。
タバコが吸えないなら死んでもい。と思えるくらいタバコを愛していますか?
そうでないならタバコは辞めてしまえばいい。
死にたくない理由が別にあるなら、それに向かって突き進めば良いのです。
もちろん死にたくない理由が変化すれば、そこに方向転換すれば良いです。
『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』以外は人生の雑音です。
無意味な飲み会、無意味なゲーム、無意味な動画、無意味なSNSのやりとり、無意味な世の中の意見
雑音とは聞きたい音を聞けなくする邪魔な音。
これらの雑音のせいで、本当に聞くべき『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』が聞き取れなくなります。
『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』を突き進むには雑音を消す。
周りの人間はあなたの『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』に何の関心も持っていないし、それどころか不幸になって破滅しても何とも思わないし、あるいはそうなって喜びさえするかもしれません。
あなたの人生は無意味な雑音に耳を貸すためにありません。
『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』を一直線に進むためにあります。
真に参考にすべきは友達の意見でも世間の常識でもなく、自分の死です。
なにをやりたいか分からなくなったら『なぜ自分は死にたくないのか』と自分に問いかけてください。
とは言え…
旅行があるから死にたくない!
でも旅行会社に就職は難しいし…
アウトドアが大好きだけど
仕事にするとなると今より給与が…
キレイな奥さん欲しいけど
実際に何すれば良いの?
旅行・趣味・結婚は『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』ランキングトップ3と言えるでしょう。
ですが『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』=『仕事』ではありません。
日本人の平均年間休日は115日です。
割合で言ったら31%が休日です。
もちろん69%の仕事で『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』かつ十分な給与が貰えれば幸せでしょう。
しかし冷静に考えて69%も人は仕事していません。
69%という数字は年間休日115日を除いた日数(250日)を24時間フルで働いた場合の数字です。
1日の就業時間8時間とすれば年間の就業時間は23%です。
10時間だとしても28%です。
働いてる時間より、休んでる時間の方が多いのです。
旅行・趣味・結婚を『死ぬのが嫌になるほどやりたいこと』と考えることは結構なことです。
しかしそれを仕事にしなくても良いのではないかと思います。
参考動画紹介
歴史的偉人が現代人を論破するアニメ【第43弾】
ぴよぴーよ速報
今回は書籍からではなく、YouTubeで見つけた動画からの紹介でした。
書籍を購入するにはハードルが高いかもしれませんが、動画を視聴するだけならハードルは格段に下がります。
一度見てみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
興味がある人はマルクスの考えが詰まった書籍『自省録』を手に取ってみても良いかもしれません。
ただこの書籍890ページと極厚です。
加えて哲学というジャンル柄、内容も難しいです。
素人が簡単に手を出せる書籍では無ので読む際は覚悟してください。
最後にマルクスが残した言葉で締めましょう。
死ねばこれができなくなるという理由で死が恐るべきものとなるだろうか
~マルクス~
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