賃貸と持ち家、どちらが得か?
持ち家はいずれ資産になる!
変化に対応できる賃貸だ!
いつの時代も語り継がれる永遠のテーマですね。
ライフスタイルによるとか、収入によるとか、そんな中立な判断はしません。
賃貸vs持ち家論争に終止符を打ちます!
・持ち家を買おうとしている
・賃貸であり続けることに不安を感じる
持ち家の未来
結論から申し上げます。
賃貸の方が圧倒的に得です!
ローン後の資産?
間取りの広さ?
終の住処?
どれも幻想です。
住宅メーカーの巧みなセールスに本質を見失わないで下さい!
一般的な戸建を仮で想定してみましょう。
妻:35歳
子供:2人(6歳、3歳)
世帯年収:800万円
間取り:4LDK(新築戸建)
購入価格:4500万円
立地:首都圏
そう珍しくない設定だと思います。
もしかしたらあなたの身近な人もこれに当てはまるんじゃないですか?
ローン後の資産
持ち家派の絶対的主張である資産ですが、そもそも資産とは何ですか?
この認識で間違い無いですよね?
確かにローンを払い終えて誰かに貸せばそれは資産になります。
フラット35でローン返済後、築35年の4人家族が使い果たした家を誰が借りますか?
よしんば誰かが二十数万円で借りても、あなたはその家を出てどこに住むんですか?
長い年月をかけて、
数千万のお金を支払って、
何十年もある築年数の家を、
誰かが賃貸で借りて、
初めて持ち家は資産になります。
これでもまだ持ち家は資産ですか?
まさかそれを子供に押し付けたりしないですよね?
間取りの広さ
確かに間取りの広さで言えば、戸建てに軍配が上がるでしょう。
4人家族に4LDKは妥当です。
しかし将来子供が家を出ても、4LDKは広すぎませんか?
初老の夫婦に4LDKは広すぎます。
2LDKくらいが妥当でしょう。
それに家の階段の登り降りは危険が付き物です。
年配になっても腰と膝を摩りながらの階段は非常に危険です。
2階を使わない未来が目に見えてます。
ちなみに階段は占有面積に含まれます。
間取りや見取り図で広く見えても、家具を配置すると意外と狭く感じたりします。
終の住処
『ローン後の資産』と『広すぎる間取り』の2体のモンスター生贄に、『終の住処』は召喚できます。
星7以上だけに安心感は強力です。
しかしそれは老後家を借りれない状況が発生した時に限ります。
2023年現在、確かに定年を迎えて収入が減った老人が満足に部屋を借りずらいと聞きます。
しかし日本は少子高齢化。
2030年には空き家率が30%を超えます。
東京の空き家率は11.1%ではありますが、空き家数で言えば81万戸で全国トップです。
空いた部屋に入居させたい不動産としては、老人であっても借りられるハードルは低くなりそうですね。
現在の感覚や常識を、将来にも同じように当てはめるのは間違いです。
ちなみにローン完済しても固定資産税、住民税、修繕費、各種保険を毎月/毎年払っています。
ローン完済=タダで住める、訳ではありません。
そういう意味で言えば、持ち家も賃貸もあまり変わりありませんね。
まとめ
→資産にならない
→将来的には広すぎる
→将来空き家が増え、部屋の需要が下がる
いかがだったでしょうか。
私は情報収集の時はネットの記事や企業の窓口ではなく、YouTubeや書籍から集めるようにしています。
ネットの記事や企業の窓口は『家は買え』。
当然それが企業の売り上げに繋がるからです。
ですがYouTubeや書籍では『家を買うな』。
多少のポジショントークはあれど、情報の精度の高さは言うまでもありません。
生産者は消費者に何を求め、どう動いて欲しいのか。
本質を隠し、見栄えの良い数字を魅せる。
騙されていることにも気付かず、洗脳されている。
大きな買い物や将来を左右する選択の時こそ、冷静に情報分析しましょう。
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