人生100年時代
医療や技術の発達が進み、人間の寿命は100歳まで伸びたと言われています。
寿命が延びたという事は定年も伸びたという事です。
そして大企業でも終身雇用は崩壊し、企業の平均寿命は15年。
単純に考えて転職は3~4回は当たり前の時代が突入してきました。
それはビジネスマンであれば誰しも業界業種にとらわれない不朽の社会人基礎力が必須ということです。
という訳で今回紹介する本は『社会人基礎力』です。
自分の強み弱みは何なのか。
それは社会でどう活かせるのかが分かる1冊です。
最後に60問答えるだけであなただけの分析表が分かるシートを作成しました。
是非ご活用ください。
・自分の強み弱みを知りたい
・就活・転職で自己分析に悩んでる
前に踏み出す力(アクション)
主体性
自分の価値観を見極め行動する力
自分の価値観に誇りを持っている人
であり、それに対して人は主体的に行動します。
ダイエットが続かずケーキを食べる人は、ダイエットよりケーキを食べることに価値を置いてます。

また欲に負けた…
と嘆くより

美味しいケーキを食べれて
ハッピー(*’▽’)
とポジティブに捉えらえる人間の方がはるかに魅力的です。
以下4つの質問が価値観を見つける手掛かりになります。
- 何が身の回りを多く占めていますか?
- 何に時間を割いていますか?
- 夢中になれることは?
- お金を使うものは?
働きかけ力
他人に働きかけ巻き込む力
メンバー同士が協力し合える環境を作る人
と言っても良いでしょう。
それはメンバー同士が協力し合える環境という事です。
『殺伐とした労働環境にしましょう!』と主張する本無いですよね。
協力し合える環境作りに欠かせないのはコミュニケーションです。
- 飲み会を開催する
- 雑談が多いメンバーを集める
- 相談はチャットではなく通話にする
もちろんあるに越した事はないですが…
実行力
目標を設定し、確実に行動する力
情熱と粘り強さでやり抜く人
GRITという言葉をご存じでしょうか?
英語で「やり抜く力・気概・闘志」といった意味があります。
物事をやり抜くには情熱や粘りす良さが必要ですが、その根幹には目標が必要不可欠です。
最終目標を達成するために中規模の目標を立て、中規模の目標を達成するために小規模の目標を立て、それを実行する。
例:外資系企業へ転職し、お金持ちになりたい
- 外資に転職して1000万プレイヤーになる
- TOEICで800点を目指す
- 単語帳とリスニングは毎日欠かさない
課題発見力
目的・目標を達成するための課題を見つけ出す力
現状と目標の間にある課題を具体的に分解できる人
計画力
求められる成果を見極め、納期と品質を確保する力
相手の要件から、作業の優先順位と納期を決められる人



- A:ムラは目立つが全て塗り終え期限内提出
- B:きれいに濡れてるが中途半端で期限内提出
- C:キレイに全て塗れてるが提出遅れ
計画力とは「スケジュールを作成する力」ではありません。
ミッションを達成するために、納期を守り、品質を担保する力です。
想像力
理想と経験を組合せ、試行錯誤する力
試行錯誤した後、自分色を出せる人
~パブロ・ピカソ~
歴史的芸術家も無から有を生み出すことはしません。
ましてや我々凡人は新しい何かを作り出すことは非常に難しいです。
守破離という言葉をご存じでしょうか?
- 守:教えを忠実に守る
- 破:教えを自分なりにアレンジする
- 離:教えを自分独自のものにする
本書で示されてる想像力の定義を見事に言い表した言葉と言えるでしょう。
チームで働く力(チームワーク)
発信力
聞き手の反応を確認しながら適切な情報を発信する力
「誰に」「何を」伝えるか理解できている人
発信力の上達には2つのテクニックの組合せが重要です。
次のプレゼンや相手に納得感を得たいシチュエーションで使ってみてください。
- Who(誰が)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- What(何を)
- Why(なぜ)
- How(どうやって)
- 客観的事実(Describe):状況説明
- 主観表現(Express):自分の考え
- 提案(Suggest):主張したいこと
- 選択(Choose):代替案の提示
傾聴力
言いたいことを引き出す力
話し手の身になって理解し尊重できる人

最近仕事が忙しくて休みが取れないの…

仕事に優先順位とか付けてる?
自分持ちのボールちゃんと返さないと!

ずっと働いてんだ、大変だね。
今どんな事してんの?
どちらに傾聴力があるか、火を見るよりも明らかですね。
傾聴力のポイントは判断するな、理解しろです。
相手の意見に判断をすれば、自分の意見を言ってしまいます。
自分の意見はグッと堪えて、理解に徹しましょう。
柔軟性
人それぞれの立場や考え方を受け入れる力
個人の強みを持ち寄り、チームで課題解決できる人
『違いを受け入れて、みんな仲良くしましょう』という意味ではありません。
新たな視点を導入することで課題解決に挑む戦略の1つです。
そんな柔軟性に欠かせないのがレッテル貼りの認識です。
- 大卒はみんな優秀だ
- 女性に管理職は難しい
- アメリカ人は自己主張が強い
- 関西出身はうるさい
- 福岡出身はカワイイ💗
- 秋田出身はキレイ✨
過小評価もあれば過大評価もあるのがレッテル貼りです。
つまり正しく相手を認識することが出来ません。
だからこそ『今レッテル貼りした』ことを認識し、それをゴミ箱へダンクすることが柔軟性の第一歩です。
状況把握力
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
周りの状況を意識して「今自分が何を求められているか」を考えられる人

そうですね、先輩!
あ、そういえば
前から言ってた広報に異動したいって件
どうなりました?
社会人になれば多かれ少なかれ、自分のやりたい事やできる事のアピールは必要になります。
しかしそれは状況次第です。
いくら広報としてブランディング能力が長けていても、タイミングが合わなければ先送りになります。
今自分の持っている能力は何なのか、今それを組織でどう活用できるか。
来たるべき時まで刃は磨いておきましょう。
規律性
社会のルールや人との約束を守る力
周りに迷惑を掛けない行動を取れる人
社会人以前に集団で生きる現代社会で、規律性の欠如は致命的です。
常識がある人は褒められることはなく、できて普通です。
できなければ非常識な人として非難されるだけです。
法律・就業規則・時間や場所の集合。
規則に疑問を持つことは変革に必要ですが、他人に迷惑をかけていたら、ただの厄介者です。
規律性とは『常識』というボーダーラインを超えれば『普通の人』。
それを下回れば、ただの『非常識な人』です。
ストレスコントロール力
ストレスを耐えるのではなく、コントロールする力
ストレスの要員を区別して対処できる人
社会人になれば仕事でもプライベートでもストレスは付き物です。
本書でもストレス対処法は書かれていますが、いかんせん情報量が少ないです。
本気でストレスに悩んだら、メンタルケアの本を熟読しましょう。
↓ちなみにオススメはこちらです↓
参考書籍紹介
入社1年目の教科書
岩瀬大輔
社会人基礎力と併せて読みたいのが『入社1年目の教科書』。
新卒社員もベテラン社員にもオススメの仕事の原則が書かれています。
『社会人の絶対原則』を知れる1冊です。

まとめ
◆前に踏み出す力(アクション)◆
・主体性の定義
自分の価値観を見極め行動する力
・働きかけ力の定義
他人に働きかけ巻き込む力
・実行力の定義
目標を設定し、確実に行動する力
◆考え抜く力(シンキング)◆
・課題発見力の定義
目的・目標を達成するための課題を見つけ出す力
・計画力の定義
求められる成果を見極め、納期と品質を確保する力
・想像力の定義
理想と経験を組合せ、試行錯誤する力
◆チームで働く力(チームワーク)◆
・発信力の定義
聞き手の反応を確認しながら適切な情報を発信する力
・傾聴力の定義
言いたいことを引き出す力
・柔軟性の定義
人それぞれの立場や考え方を受け入れる力
・状況把握力の定義
自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
・規律性の定義
社会のルールや人との約束を守る力
・ストレスコントロール力の定義
ストレスを耐えるのではなく、コントロールする力
いかがだったでしょうか。
最後に2分だけ下さい!
冒頭でもお話しした、本書を基にあなただけの社会人基礎力の分析表を作りました!
12項目の中で何に特化しているのか。
何が劣っているのか。
60問の質問に答えるだけであなたの強みが一発で分かります!
是非、お試しください!
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