Q.あなたの理想のリーダー像は何ですか?
メンバーへ細かく作業指示をする
手取り足取りリーダー
必要以上に指示を出さない
俺に着いて来いリーダー
どちらも魅力的なリーダー像に見えますが典型的なリーダーの失敗例です。
手取り足取りリーダーは、部下の仕事の創意工夫を奪い成長を止めます。
俺に着いて来いリーダーは、メンバーへの指示や目標設定の放棄です。
今回紹介する本は、今何かと話題の『識学』を取り入れたリーダー論『リーダーの仮面』です!
本書ではリーダーとは責任を負い、決定権を行使し、
例えば、前年度売り上げを超える、お客さんの提案を満たしつつ魅力的品質を提案し実現する等。
ではどのような考え方・行動で上記のリーダー像になれるのか。
これから紹介する5つの視点を重視し、リーダーという仮面を被れば良いとあります。
新卒にとって最初のリーダーが今後の社会人人生を左右するため、
・将来どんなリーダーになれば良いのか分からない
・実績と人望を兼ねそろえたリーダーになりたい
ルール
仮面その1. チームをガチガチのルールで縛れ
スタートアップ企業みたいな
厳しいルールがない職場作りをしよう!
このように『自由』と『勝手』を履き違えている若手は多いかもしれません。
一見するとメンバーの行動を縛り、窮屈な業務環境になるようですが、むしろ逆です。
自由度が高いと業務環境や指示が曖昧になり、認識齟齬が発生するため、逆にストレスが溜まりやすくなります。
誰でも守れる論理的な「姿勢のルール」を明確化する
ex) 全員、会議には3分前に着席しよう
指示が曖昧な時は自分からルールを提案する
位置
仮面その2. 上下関係を維持しろ
この作業やってくれない?
昼ごはん奢るから♪
このようなお願いやご褒美の頼み事ではなく、言い切りの指示を出しましょう。
多くの会社はピラミッド構造が主流で、それが組織運営に適しています。
言い切りの指示はリーダーとメンバーの上下関係を維持でき、ピラミッド構造が保たれます。
決定権を有し、それを行使する立場を保つため、言い切りの指示を出す
言い切りの指示により、リーダーからの感情による評価が無くなり平等性が保たれる
平等性が保たれた環境の下、指示を受けた業務に注力する
利益
仮面その3. 組織の利益だけを考えろ
今の仕事にやりがいを感じない?
いいか、今やってる仕事はなぁ…
若手メンバーであれば、このような壁には誰しもぶつかり、リーダーもこの手の悩み相談を聞く機会も少なくないでしょう。
そんな時、リーダーは自分の価値観を諭してはいけません。
『リーダーが部下に指示をするピラミッド構造だから』
理由はそれだけでいい。
チームや会社の利益貢献だけを考える
組織の利益があって、
結果
仮面その4. 結果だけを褒めずに評価しろ
あいつは褒められて伸びるタイプだ
過程もしっかり評価しよう!
このような考えを持っている若手は危険です!
目的や目標がバラバラな学生には過程を褒めることは有効ですが、
ハッキリ言って『学生気分』が抜けていません。
褒めることも承認欲求を満たすだけなのでメンバーの行動を掌握したくないならオススメしません。
メンバーの成果だけに着目して評価する
「褒められて伸びるタイプ」は卒業する
成長
仮面その5. 失敗は成長の基と知れ
あいつにはまだレベル高いから
このレベルの業務でいいかな
理想のチームとは、渡鳥の先頭が優秀なプレイヤーで、
先頭の速度につられて、後続も速度を上げる組織が理想です。
人間のスキルに大差は無く、いずれその差は縮みます。
メンバーが失敗することも見越した目標設定をする
失敗覚悟で試行錯誤で試してみる
参考書籍紹介
できるリーダー「これ」しかやらない
伊庭 正康
こちらもリーダー論に関する有名な書籍です。
リーダーとしての立ち振る舞い、部下への接し方、プレイヤーとマネージャーの違いを徹底解説しています。
識学で学んだ「リーダーの仮面」と併せて読みたい本です。
まとめ
■ルール
チームをガチガチのルールで縛れ
■位置
上下関係を維持しろ
■利益
組織の利益だけを考えろ
■結果
結果だけを褒めずに評価しろ
■成長
失敗は成長の基と知れ
しかし『プロフェッショナル』集団の分かりやすい作り方にも感じます。
あるとすればスタンドプレーから生じるチームワークだけだ。
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