20代はコミュニケーション、成長意欲、やる気など目に見えない定性的な能力を求められることが多かったです。
しかし30代は責任あるポジションや業務を振られ、会社の業績に関わる結果を求められます。
つまり20代と30代では戦場も戦い方も異なります。
ビジネス面以外でも結婚、出産、育児、マイホーム購入などプライベート面でもビックイベントが目白押しで、文字通り人生の主役となる期間です。
40代、50代と今後の人生の幸福度を左右する年代でもあります。
本書は1万人のインタビューから厳選された50の後悔リストとその対処法をまとめた書籍です。
今回はその中で、いつの時代でも活用できる本質的な後悔と対処法を3つ、ご紹介します。
・理想的な30代になりたい20代
・30代で出来なかったことを取り返したい40代
何より大切にしたいこと
- 自分のテーマが見つからなかった
自分が何のために生まれ、何ができるのか?
哲学的にも思えるテーマですが、誰もが30代までにこの壁にぶち当たり、この問題に答えなくてはいけません。
- 自分とは何者か
- 自分のスタイルは
- 働く意味や目的は
自分なりに答えを持てなくては自身の軸が無く、40代を迎え人生の主役の座を下ろされます。
ではどうすれば自分のテーマが見つかるか。
それは行動することです。
行動し、体験し、その結果を受け止め解釈する。
それを繰り返すことで自分のテーマが徐々に見つかってきます。
自分のテーマとは内側ではなく、外側にあるものです。
プロフェッショナルとして絶対に必要なこと
- 正しい努力ができなかった
20代はやる気という原動力で振られた仕事は全て受け入れ、どんな業務も全力で取り組むことがある意味正解でした。
しかし がむしゃらな行動は30代では業務量的にも体力的にも限界があります。
いかに選択と集中をするかで生産的結果が大きく変わります。
メールチェック、事務作業、挨拶回り、沈黙した時の雑談etc…
新卒でない限り、これに全力を注ぐビジネスマンはちょっとセンスないですね…
大事なことは行動を起こす前に結果に直結する本質を見極め、そこに集中することです。
その本質とは相手が何を求めているか、何を期待しているか、その背景は、どこまで要件を満たせば良いかを捉えることです。
その為には捨てること、断ることも躊躇ってはいけません。
『エッセンシャル思考』、『7つの習慣』の「第3の習慣 最優先事項を優先する」でも同様の意見が述べられています。
「仕事以外」で必ず考えておくべきこと
- 大人の遊びを知っておけばよかった
『大人の遊び』と言われて何を思い浮かべますか?
酒、キャンプ、ゴルフ、車、デイトレードetc…
どれも魅力的ですが、大人の遊びとは大人としての教養を指します。
その根底は生活を楽しむ、毎日を満喫する、大切な時間を味わうことです。
具体的な提案として高級ホテルで一流に触れることです。
一流のサービス、おもてなし、食事、清掃…
全てはゲストが非日常な空間を堪能するためです。
サービスやおもてなしは顧客志向を仕事で、食事や清掃はプライベートで活かせそうですね。
ホテルマンの一挙手一投足を(アメニティと共に)何か1つでも持ち帰りましょう。
参考書籍紹介
エッセンシャル思考
グレッグ・マキューン
選択と集中と言えばこの本!
全体の8割の原因は2割の要因であるパレートの法則に則り、重要なものにフォーカスするビジネスマンのバイブルです。
まずはクローゼットの中を片付けましょう。
まとめ
自ら行動し、自分の中のテーマを見つけること
選択と集中をし、時には断ること
大人としての教養を身に着けること
いかがだったでしょうか。
20代と30代では社会から求められるものが違うように感じたでしょうか。
30代でコケる人は20代の時と同じ戦い方をする人です。
20代の方、今が予習のタイミングです!
30代の方、今からでも巻き返しは効きます!
ただし本当に今からです。
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