QCDという言葉をご存知でしょうか?
Q:quality(品質)
C:cost(コスト)
D:delivery(納期)
上記頭文字の略であり、一般的に製造業で使用されます。
報告書や資料作成などの成果物やプロジェクト推進を円滑に進めるため、比較・検討の際に重要な要素です。
しかし成果物やプロジェクト推進はどこの分野でも存在するため、この考え方は製造業に限らず、あらゆる業界でも使用できます。
そしてそれは私たちの身近な生活面でも比較・検討として活かせます。
今回は多種多様な洋服ブランドの比較・検討をQCDの考え方で紹介します。
※本来は生産者側の視点ですが、消費者側の視点で考えるため今回に限り、deliveryを「トレンド」と解釈します。
・洋服を器用に着こなしたい
・たまにはハイブランドも買いたい
ハイブランド
cost:コスト面は6桁も珍しくなく、おいそれと出せる金額ではありません。
delivery:いわゆる「トレンド」と呼ばれるものは、このハイブランドから展開されます。
Louis Vuitton、Hermès、CHANEL、Gucci…
挙げだしたらきりがない誰もが憧れるハイブランド。
デザインや主張が強いことも特徴として挙げられるため、コート、靴、アクセサリー等を1,2年に1回ローテーションで購入する程度で良いと思います。
ただしTシャツやスカートなど、生地が薄い衣類は繊維が繊細なため、長持ちしない場合があります。
ファストファッション
cost:単体で1万円以上する商品を見つけることの方が難しいでしょう。
delivery:ハイブランドから展開されたトレンドをいち早く取り入れるため、企画~店頭に並ぶまでの期間は速い店舗では1,2週間とされています。
GAP、GU、ZARA、H&M…
低価格帯でトレンドを取り入れた服を大量生産していることが特徴です。
普段から私服を着る機会が多い大学生や、カジュアル服OKな社会人はファストファッションのお世話になることが多いのではないでしょうか。
UNIQLO
cost:ハイブランド級の品質をほとんど5千円以下で買えます。0一つ付け忘れてるとしか考えられません。
delivery:実はUNIQLOはファストファッションではなくスローファッションと呼ばれています。その証拠にヒートテック、エアリズム、ウルトラライトダウン…他社には無いオリジナルのヒット商品を展開しています。
ファッションの世界では「UNIQLOかそれ以外か」と言われるほどです。
このブランドだけはあまりに特徴的な商品展開のため、別途紹介します。
下着・肌着・部屋着はもちろん、普段着としても十二分に活用できます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
QCDの考え方、比較・検討の仕方をファッションに取り入れてみました。
- 洗濯回数の多いカットソーをUNIQLO
- ジャケットやボトムスをファストファッションでトレンドを取り入れ
- コートや靴をハイブランドでカッコよく着こなす
という提案はいかがでしょうか。
始めにも言いましたが、この考え方は通常業務、普段の生活にも活かせます。
テクノロジーの発達でサービスが多様化しました。
その中で自分にとって最適な選択肢を得られるための手助けになれたら幸いです。
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